2015年09月16日

DAMNATION


昨年に公開された映画『DAMNATION』でしたが、札幌ではあまり上映してる場所が無かったので結局見に行けませんでした。
なので、DVDが発売されたのを知って購入しました!



WS000426.JPG



なかなか面白かったです!
興味ある方は声かけてください。





北海道には200〜300基ものダムがあるといわれています。
これらをこのまま放っておいていいんでしょうか?



放流事業に頼る、偽りの生命の循環。

自然の摂理さえ支配しようという人間の欲。


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2014年11月19日

ダムは要らない!


全て要らないとまでは言わないんですが、やはり無い方が望ましいでしょう。


いきなりダムの話を持ってきたのは、休みに日高のアメマスを求めて沙流川下流域へ足を運んできました。
川を歩くとダムの悪影響を強く感じました。
そんでもって釣果は語るも空しいホッチャレのみでしたので、今回は色々と考えさせられるダム問題について書いていきたいと思います。

と言いましても自分自身専門家でもありませんし、一人の釣り人、一般市民ですので詳しい事はわかりませんが。そこのところどうかご了承くださいませ。

まず前提に沙流川水系には上流から、奥沙流ダム(支流)、岩知志ダム、二風谷ダム、そして支流の額平川に現在建設中の平取ダムがあります。


今回の釣行で一番感じたのは二風谷ダムより下流域へのシルト(ダムの底に溜まっている微細な泥粒子)の流出による濁り。

WS000258.JPG


写真ではわかりずらいですが白濁りしていますね。
これは静内川でも見られます。


となりの鵡川でもクリアなのに沙流川の下流域はほぼ1年中こんな具合に濁っているようです。

そしてこの微細な泥粒子が川底を覆います。
水生昆虫はいなくなり、これがサケ、マスの卵を覆えば呼吸できず死卵になってしまいます。

ダムがもたらす環境悪化の問題としてこれはとても大きな問題です。

日高のダムでは特に酷いですが、これはどのダムでもありますね。


沙流川を歩いて思ったのは遡上のピークを迎えているはずのサケが見当たりません。
もしかしたら下流にウライでもかかってんのかもしれませんが、それでも少なすぎる気がします。
ホッチャレの死骸すら見当たりません。

探し回ってようやく確認できたのが最近力尽きたであろう仏様1匹と、本流の中洲に湧水が出ている水溜りに3匹とその流れ出しに数匹のみ。

WS000255.JPG


こんな水溜りで産卵しなきゃいかんだなんて悲しいですね。



ちなみに、鵡川では湧水が多くあり本流でも産卵できる場所が多くあります。
いたるところにこのようにサケの群れがいました。

WS000257.JPG




さて、沙流川を上ってきたサケやサクラマスは当然二風谷ダムへ行き当たります。


そこでこのダムの売りのスイングシュート式の魚道です。

北海道のダムで魚道が設置されているダムは3箇所だと思います。

ここ二風谷ダムと様似ダム、そして道南の後志利別川水系の美利河ダムですね。

美利河ダムは堤部だけを越えるのではなくて、ダム自体をバイパスさせるようなその長さ6kmにも及ぶ魚道が設置されているようです。

二風谷ダムにはスイングシュート式といってダムの水位に合わせて上下する画期的な機構だそうです。
魚道の形状としてはおなじみの階段型です。

魚道を設置してくれたのは良いけど、果たして機能してるのか?

H8年から運用を開始した魚道の遡上・降下する魚類の実態調査の結果が載っていた。
対象をサクラマスだ。
5〜10月の間に上り10回に下り5回の計15回の調査。
そこの結果をみると確認できたのは年に100匹前後らしい。

一般の方にはピンとこない数字かもしれないけれど、釣りしてる方なら本流域で100匹程度の数字というのは少なすぎると言うのがお分かりかと。
それも遡上とスモルトの降下を合わせての数字。
他にも、北海道開発局と北海道栽培漁業振興公社が行った調査によると、魚道を遡上したサクラマスの数は、年間平均6尾でした。という説もある。
ダムの上流には毎年数万尾ものサクラマスの稚魚を放流しているが魚道を通って降下した魚の割合は0.7%という数字も出ているらしい。
これでは自然回帰のサイクルなんてあっという間に無くなっていまうだろう。

要は開発局の建前だけの魚道ってこと。

美利河ダムだってダム上の産卵床の数はかなり厳しい数字。


次にダム自体の問題。



二風谷ダムは当初は苫東工業地帯への工業用水の送水が主な目的であった。
しかしその計画は破綻し、現在は主に洪水を抑える治水目的である。

元々この水域は土砂の流出が多いことが建設当初から分かっていた。
なのでダムへの堆砂対策として堤下部に排砂ゲートが設けられた。

しかしながら現実はわずか5年で想定していた堆砂率に達し、10年で堆砂率200%まで埋まった。
ダムが凄まじいスピードで貯水容量を失っているということ。

これが世界最悪のダムとも言われる二風谷ダムの要因だ。

このまま運用を続けていくには、当然埋まった分を掘っていく必要も出てくる。
莫大な運用費用がかかるわけだ。

ダムは堆積した微細な泥粒子、すなわちヘドロを放水のたびに下流域に吐き出す。

2003年の水害の時にはダムが貯水量の限界まできて、ダムの決壊を防ぐために流入量と放流量を同じにする「ただし書き操作」が行われた。
これによりダムより下流域では急激に水位があがり近隣の住民には避難指示が出ました。
支流の合流の水門を閉めなかったこともあり、水流を支流をさかのぼり酷い被害をもたらした。
そして水が引いたら周り一面ヘドロだらけだったという。


それと二風谷周辺はアイヌの信仰の厚い地でもありました。
こちらの反対を押し切って建設され訴訟沙汰にもなってます。

こんな状況でさらに現在平取ダムが建設中です。

あまりに愚かな行為ではないしょうか?


ダムが出来ることによってその川は海と寸断されダム下流には川底に泥が覆いかぶさり、絶滅危惧種であるカワシンジュ貝もいなくなります。

道内には大小200ものダムがあると言われています。

本当に全て必要なダムでしょうか?
当時は必要だったかもしれないけれど、今は無くても良いものもあるのでは?
老朽化が進み安全な運用が出来ないダムもあるのでは?
不要なダムは撤去すべきです。
簡単な事ではないけれど、このままで良い訳がない。
代替案があるならこれからは積極的に取り壊していくべきだと思います。



ついでにちょっとお知らせ。

Patagoniaから提供される『Dam Nation』が22日に公開されます。
是非トレーラームービーだけでも見てみて下さい。
こちらから。


それと現在天塩川水系のサンルダム建設反対の署名活動を行っています。
こちらから。




これからは開発局が好き勝手出来ないような風潮を作るのが大切ではないでしょうか?
それには皆さんが真剣に河川環境の事を考えるようになれば良いなと願っております。



posted by climb at 22:00| Comment(0) | Fishing Rule&Manner | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月24日

在来種の保護と外来種の駆除

皆さんもうご存知の方も多いかと思いますが、北海道における愛すべきお魚の虹鱒が『北海道生物多様性の保全等に関する条令』において特定外来種に指定される恐れがあります。

上記のようになると、まず条例により河川への放流が禁止されるでしょう。

それに加えて最悪は駆除の対象となるかもしれません。


自分はそこまで詳しくないので疑問もあるんですが、これは北海道内水面漁業調整規則における移植放流禁止魚や外来生物法を元にした条例という事なんでしょうかね?



いわいる現在のブラウントラウトのような立場になってしまうという事ですね。


これは由々しき事態ではないでしょうか?


こちらの事柄に対して詳しく書いているBlogをリンクしておきます。

・craft SさんのBlog
http://stillwaterjp.com/wordpress/?p=2537#more-2537

・gooseな日々
http://goosesato.exblog.jp/19366389/


そして署名活動が始まっております。
http://www.yukisiro.net/nijimasu.pdf


皆さんご協力お願いします。






ここからは、自分の考えを少しばかり書いておきます。


皆さんは在来種の保護や外来種の駆除についてどう思っているでしょうか?

これはかなり微妙というか、一般市民に伝わってくる情報には歪みがあるように思えて仕方ありません。

漁業法や水産資源保護法を元にした北海道の内水面における漁業調整規則という事になるわけだが、この中で外来種が移植放流禁止魚に指定されているものがある。
今回の『北海道生物多様性の保全等に関する条令』もそうだが一応はその根拠として在来生態系の維持、すなわち在来種の保護を求めている。

しかしに関して皆さん疑問に思うことはないだろうか?


一つ我らが愛する北海道の正真正銘のネイティブトラウト、アメマスについて例をあげよう。


まず、北海道におけるアメマスの生息数は確実に減ってきていると思う。

道南においては20〜30年程前から比べれば激減し、道東においても近年かなり減ってきているのだ。
アメマスがさけ・ますの稚魚の害魚として駆除された経緯もあるようだ。
それに、毎年秋にウライがかけられる河川ではアメマスも遡上できなくなり当然個体数は減っていった。
例をあげるならば静内川などが良い例だろうか。
利水による発電事業(ダム等)・水産資源利用が盛んな河川は在来の生態系もくそもあったものではない。
在来種の保護はどこにいった?
北海道の河川環境は悪化の一途をたどり、分断された流れにせっせとサケ・マスの稚魚ばかり放流してご苦労なことだ。


では本題に戻ろう。
要するに「金になる魚はどんどん増やして、それに対する害魚は駆除しよう!」という考えがあるように思えて仕方ないということだ。
それに不思議な事に同じ外来の生物であっても、害のあるものを「外来種」、金になるものを「移入種」と便利に使い分けている。

身近な例をもう一つあげるならば支笏湖だろう。
支笏湖における在来種は、「アメマス」と「ハナカジカ」のみである事をご存知だろうか?
その他の魚種はすべて移入種、すなわち外来種というわけだ。
とりわけ「ヒメマス」に関しては金になるもんだから漁業権が設定され放流事業が今も盛んに行われている。
この支笏湖のヒメマス事業は戦前から行われていて、何度も個体数の激減と放流や散肥での増加を繰り返している。
しかし、いまも自然繁殖はほとんどなく人口繁殖における放流にたよっている状態。
要するに定着していないのだ。

明らかに環境としてマッチングしていないし、湖のキャパシティを考慮しない放流活動など無茶苦茶なことをしておいて今度はヒメマスの害魚となりうるブラウンを駆除しようとしている。
虹鱒やブラウンは自然繁殖も繰り返ししっかり定着しているのに、それを上記の状態のヒメマスのために駆除しようというのは強引すぎやしないか?
そして、ここでも在来種のアメマスの保護に関してはパーフェクトスルー。
何ときれいごとを並べようとこれが現状なのです。



河川環境にしても漁業法にしても全くもって金が動かす巨大な力には勝てないということか。




しかしながら、渚骨川や阿寒川のC&R区間の実施には漁業権の設定から遊魚規則のルールを設ける事ができた。
漁業者の為ではなく釣り人のためのルール作りにも使えるということも覚えておきたい。



色々と書いてしまいましたが、これはあくまで自分の考えです。
そして皆さんにもこれを機会に考えて欲しい。
北海道のトラウトの未来のために…



posted by climb at 00:04| Comment(2) | Fishing Rule&Manner | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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